ふらつきが非常につらい、若い女性の御来院者。
病名:良性発作性眼振。
(医療機関ですでに精査はすんでいる方。)
症状:眉間付近の締め付けられるような違和感。
船酔いのような感じが持続する。
頚、肩、背中がバリバリとのこと。
強いふらつきにより階段からの落下も最近あったとのこと。
今、目眩を訴える若い女性が増えてきた。
その多くが人間関係におけ心の問題、PC作業による目疲れによる問題があげられる。
そのような状態から本人が気付かないうちに、筋緊張がどんどん高まり、疲労が慢性化する。
さらにそこから自律神経へ波及したところで様々な症状を呈することになる。
それは、問診上その症状が起きるまでのprogressを丁寧にきくことができれば明らかになる。
そこで我々にできることは、筋の緊張緩和。これは、訴えのある骨格筋の筋緊張や硬結を時間をかけて丁寧に触診する。
緊張緩和と硬結の縮小および除去をはかるための手技を決定し、時間をかけて解す。
それにより徹底した身体全体のリラクゼーションを図る方法。
もうひとつは中医学を用い、各症状からどの臓腑に問題があるかについて弁証をたて、穴を処方する。
鍼またはお灸で、
気の滞りのある場所は理気する
上がっている気は降気する。
冷えの部位や経絡を温めるなどの処置をする。
さらに、問題のある臓腑に対しては補うまたは抑え、それを繰り返し加療することで状態の安定をはかる治療法である。
これによりある一定の期間の症状の緩解、または症状の消失がみられるケースは非常に多い。
日頃より、目に対するストレス、心に対するストレスには気を付けなければならない。
しかし、ストレスを発散することがうまい人ばかりではない。
ならばせめて、筋の緊張はとるべきであり、目を休める時間は必ず作るなどの予防は必須となる。
めまいやふらつきは怖い。運転中に起きれば事故につながるし、階段で起きれば大怪我をすることもある。
もし、そのような症状がある場合は、早めに医療機関での治療を受けることが大切である。
さらに予防として鍼灸、マッサージなどにより体調を管理して頂きたい。
現場レポート
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