第2回目の手技倶楽部が開催されました。
テーマは『拒按と喜按』
中医学では 按(おさ)えると痛みが増悪するところを拒按えると痛みが軽減するところを喜按といいますが
拒按は実証の痛み、喜按は虚症の痛みとして分かれており、鍼でも用いる手技が異なります。
本日は早速実技に移りました。会員同士、症状のある部位に対して、浅層、中層、深層と深さを変えて按じ拒按、喜按を見極めます。拒按の層には捻転の寫法、喜按の層には捻転の補法の手技を加えます。
今回は腰部痛、頚部の痛み、仙骨部のだるい痛みをそれぞれ訴えましたが浅層は喜按で深層は拒按という状態が多くみられました。そうすると1つの部位でも浅層には補法を加え、深層には寫法と用いる手技が異なるのです。
この方法で10分間で交代で行いました。
術者は慎重に状態をみて正確に手技を施します。それにより腰部痛、頚部痛を訴えていた者は痛みの寛解がみられ、仙骨の痛みを感じていたものは下肢の重さが抜けたことを短時間の中で実感しました。
今回の実技を通じて1つ1つの部位、層で痛みの違いを感じ、正確な手技を施す重要性を実感しました。
痛む部位の綿密な状態把握と適切な処置を施すこと・・・第二回目にして手技の奥深さをずっしりと感じる1時間半でした。
【アクセス】
電車:京成線三咲駅より徒歩5分
(お車でお迎えいたします)
お車:京葉道路 花輪インターチェンジより約15分
【住所】千葉県船橋市三咲1-8-8
※移動中や施術中は申し訳ありませんが電話に
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