安東の今日の花粉症治療 ≪電子カルテより≫
当院では各スタッフがそれぞれの課題を持って治療を行っております。
その中から、鍼灸における治療効果が期待できる花粉症についてご報告いたします。
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52才女性
主訴:花粉症
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S:1Wで鼻炎症状ひどくなってくる。
月経1日目。
頚肩部の凝り。花粉のアレルギー症状。
他、生理痛。
以前より花粉症症状がひどく、毎年この時期になると、鼻閉、鼻汁、目の痒み、
眼がしょぼしょぼする、咽頭掻痒感、咳、頭がボーッとするなどの症状が出現。
2w前より鍼にて治療開始。効果は(++)とのこと。だが1Wもすればまた症状出現する。
O:頚肩部筋緊張(+) 背部、腰部筋緊張(+)
P:仰臥位;1寸-1番鍼にて、置鍼10分。
上星、印堂、攅竹、迎香、列欠,尺沢、
三陰交、足三里、陽稜泉、金門。
血海→鍼+灸(生理痛に対して)
(安藤の治療評価)
本日は左の鼻と左目の症状が特にひどいとのことなので、印堂、攅竹に関しては十分に鍼響をあたえ、さらに耳の症状に翳風を加穴した。
そして通常より置鍼時間を長めにとることにより、施術後はご本人もかなりの症状軽減がなされたとのことで、今後の治療にも大いに期待が持てるところである。
<備考>
意図的ものではないが印堂、攅竹の抜鍼後、点状出血がみられたことを付加えておくものとします。
<最後に・・・>
いまやこの時期、多くの方が花粉症の症状に悩まされているのが現状であります。
多くの治療法がありますが、鍼灸の花粉症に対する治療効果も侮ることはできません。
確かに鍼灸での治療のみで花粉症が治癒するということは、言い切れるところではありませんが、症状の軽快には大いにお役に立てるという一つの治療法として、用いていただけば幸です。
〔花粉症の代表的穴の位置〕
担当:安東
【アクセス】
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お車:京葉道路 花輪インターチェンジより約15分
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